【SV S11 記録】反省カバツキカミラオス

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1.あいさつ

ベストウィッシュ!

今回は、全く勝てずレート1700〜1800台をうろちょろしていた欠陥構築ですが、自分の今世代の相棒枠であるトドロクツキと自分のやりたいプレイングを貫き通した構築で、割と好きな構築なので、紹介していきます。ちなみに、補完枠は最後まで定まらなかったので、今回は紹介しません。

 

 

 

2.構築経緯

今月から新ルールということもあり、最初は無難にいろんな新ポケモンを触ったが、結局アカツキガチグマとグライオン、アロキュウあたりを除いて終盤までいそうなポケモンは前期と変わらないと感じた。

 

序盤では、相手の使うアカツキガチグマのパワーがえぐすぎたので、ガチグマカイリューサフゴパオカミラオスみたいな構築を使ったところ、普通に強いと感じたが、ルールの最初の月にも関わらず、自分のやりたいポケモンではない対面を使うのはなんか違うと感じたのでやめることにした。

 

次に、可能性を感じたのは、はたきおとすを覚えたトドロクツキでした。最初は鉢巻を使っていたが、受けに対してはめちゃくちゃ強く出れたが、ウーラオスオーガポンカイリュー等に打つ技を決めるのが難しいと感じ、普通に飛行テラスアクロバット型にすればこれを解決できると思った。

 

色々試していくうちに、HDカバルドンカバルドン飛行テラスブーエナトドロクツキトドロクツキ眼鏡ハバタクカミ+スカーフ水ウーラオスが攻めの対応範囲が広く、使っていて楽しく、プレイング精度を高めていけば最強になると感じ、この4匹を軸とした。

この構築で回していると、眼鏡カミのテラスのテンプレであるフェアリーで普通に使っていたが、ハッサムや炎オーガポンと偶発的に対面してしまうと、そのまま倒されてしまうのが弱いと思い、炎テラスで使うと超強かったので、炎テラスで採用。また、水ラオスに関してもテンプレの水で採用していたが、弱点(特に草、電気、フェアリー)を消しながら無理やり対面突破したいと感じたので、毒テラスで採用した。

補完枠は一生定まらなかったが、補完枠には以下の要素を求めた。

・コノヨザル展開に対して投げられる。

・毒菱展開に投げられる。

ランドロスサイクルに対して投げられる。

・ゴリランダーサイクルに対して投げられる。

 

他にも欲しい要素はあるが、特に重要なものはこれくらいでした。

補完枠で使用感が良かったのは、

鉢巻悪テラスパオジアン、残飯毒テラスチオンジェンくらいでした。

 

 

3.構築の要点(やりたかったこと)

カバルドンからのトドロクツキ展開

・ウーラカバカミの攻めサイクル

・電磁波、一撃技に頼らない

・考えてプレイする

 

  軸の並びまじで好き




4.個体解説(軸の4匹のみ)

 

カバルドン@オボンのみ

性格:腕白

特性:すなおこし

テラスタイプ:鋼

215(252)-132-159(52+)-x-118(204)-67

地震/欠伸/ステルスロック/吹き飛ばし

 

調整

HD→特化アカツキガチグマのブラッドムーン(64.1%〜75.8%)+ハイパーボイス(40.9%〜48.8%)をオボン込み確定耐え(〜124.6%)

HB→カイリューに強く出たいので、できるだけ高く

・特化鋭い嘴カイリューの飛行テラバが43.7〜52.0%

・特化鉢巻カイリューの飛行テラバが53.9%〜64.1%(オボン込み92.6%で2耐え)

・陽気カイリューのスケイルショット5発が37.2%〜48.8%

 

 

最強のカバ。

前期までは7世代共有カバ調整を使っていて、ガチグマに受け出せず流石にカバルドンきついかと感じたが、HDに寄せることでガチグマに対してもノマテラでなければ受け出せるようになったまさに最強のカバ。また、前期までは怠けるを採用していたが、火力がインフレしているのと、裏のトドロクツキへの展開を安定させることのほうが重要だと感じ、吹き飛ばしを採用した。最初は、回復技がないことで扱いが難しくなると思ったが、実際は吹き飛ばしで流す方が偉いと感じた。(今期当たった小さくなるバトン系は全勝)地面枠のクッションとしてランドロスを使ったが正直何が強いのかわからないくらい微妙だった。今期も脳死電磁波ブエナカミが普通に多かったので助かった。また、カイリューに対して圧倒的に強く、スケショでBが一段階下がったマルスケのない鋼テラスカイリューに対しては普通に地震がワンパンで、裏のカミと合わせてカイリューを安定して見ることができた。やはりカバルドンは最強。

 

 

 

Donnersichel

トドロクツキ@ブーストエナジー

性格:陽気

特性:古代活性

テラスタイプ:飛行

181(4)-190(244)-100(68)-x-122(4)-179(188+)

クロバット/はたきおとす/龍の舞/身代わり

 

調整

S→最速110族抜き

A→10n(ブーエナ最大効率)でできるだけ高く

・飛行テラス古代活性アクロバットでHB特化ヘイラッシャが99.3%の乱数3発

・飛行テラス古代活性アクロバットでH244カイリューマルスケ込み確定2発

HB→防御ペラいので、残りでできるだけ高く



相棒枠。

今までは多少無理してかっこいいから使ってる感が否めなかったが、今期は普通にめちゃくちゃ強かった。Sはオーガポンさえ抜いていればいいので、最低限に留めた。技構成は、タイプ一致最強技のはたきおとす、アクロバットで環境のほとんどにいるポケモンに等倍以上が取れるので2つにして、積めた時に最強になれる龍の舞、様子見ができる身代わりで確定とした。カバ展開から通す動きも当然強かったが、低速で受け系統のパーティーには、初手で投げる動きもめちゃくちゃ強かった。特に、初手グライオンは脳汁が出るレベルで強いし、全勝した。また、フロル塩オーガポンみたいな構築にも初手に投げて荒らしていくこともかなりあった。このトドロクツキのおかげで低いランク帯の塩構築や受け構築にはほとんど負けなかった。好きなポケモンを使ってポチべが上がるし、めちゃくちゃかっこいいし、強かったので来季も軸として使うと思う。

 

 

Flatterhaar

ハバタクカミ@こだわり眼鏡

性格:控えめ

特性:古代活性

テラスタイプ:

143(100)-x-98(180)-176(36+)-156(4)-179(188)

ムーンフォース/シャドーボール/パワージェム/マジカルフレイム

 

 

調整

S→最速110族抜き

HB→できるだけ高く

C→最低限で11n

 

HB→パオジアンの陽気つららおとし確定耐え

  鉢巻特化カイリュー地震確定耐え(82.5%〜97.2%)

HD→特化アカツキガチグマの-1ブラムン+-2ハイボが〜86.6%

(マジフレ連打で2耐えはする)

 

 

神。

眼鏡カミミラーはめちゃくちゃ多いが、結局Sをどこまで振ろうが相手次第になるし、ほとんどの相手はどうせ攻撃2発で落ちるので、Sは最低限にして、耐久に回した。

また従来の眼鏡カミはフェアリーテラスがほとんどであったが、構築がハッサムを非常に呼び、選出されてもかなり嫌だったので、炎テラスに変更することで解決した。実際、全ハッサムがカミ対面でバレパンを押してくれるので、炎テラスをして全て焼き払った。(少なくとも15匹はこれで倒した。)特に、炎テラスをしてシャドーボールを撃つことで、ハッサムを2発で落として裏まで貫く動きが強かった。また、チョッキじゃないガチグマであればマジフレ連打で普通に勝てたりもする。電磁波などのS操作系を構築に仕込んでいないので、弱点を消すテラスで無理やり対面を突破する動きを見つけてからは明らかに対応範囲が広がった。

 

 

Wulaosu (Fließender Stil)

連撃ウーラオスこだわりスカーフ

性格:いじっぱり

特性:不可視の拳

テラスタイプ:

191(124)-187(156+)-121(4)-x-88(60)-138(164)

水流連打/インファイト/かみなりパンチ/蜻蛉返り

 

調整

S→最速ツツミ抜き、スカーフラオスミラー意識の遅め

A→11n

HB→特化ノマテラカイリューの神速2耐え

HD→臆病ツツミのフリドラ確定耐え

 

 

格闘家の熊。

スカーフラオスミラーで上から蜻蛉返りをすると普通に困るので、Sをツツミ抜きまでに抑えた最低限のSに留めた。技構成は、水流連打、インファ、とんぼは確定として相手の水ラオスが普通にきついので、雷パンチとした。スカーフでの様子見をしながらカバに着地して欠伸ステロで荒らしてラオスカミツキを通す動きが強かった。テラスタイプは、先ほどのカミと同じように不利対面をテラス切りながら無理やり突破したいため、草、フェアリー、格闘を半減にして、電気も等倍である毒とした。実際に、草が一貫して裏に引けない場合などで、毒テラスをしながら強引に1匹持っていく動きが強かった。

 

 

5.選出

 体感4割くらい

ラオスとカミの通りの良いことが多く、悩んだらこれを選出していた。

初手はラオスであることが多いが、カミの通りが良い時は初手から投げて炎テラスを切りながら1匹持っていく動きも強かった。このサイクルで勝てる時が1番ポケモンが楽しかった。テラスを切るタイミングがめちゃくちゃ重要だと思う。テラスを切って弱点を消しながら無理やりサイクル有利に持っていく動きを心がけた。

 

 

・初手枠(ほぼ)+ 体感3割くらい

 

初手枠とカバでうまく展開を作ってからトドロクツキを通す展開。

パオ、ツツミ等がいない刺さりの良い時は結構出していた。

1舞してしまえば全て破壊してしまうトドロクツキ最強すぎね。

 

 

@2 体感1割

初手トドロクツキで荒らしていく展開。

受け系で低速のサイクルみたいな構築には積極的に投げた上に、勝率も高い。

特に、初手トドロクツキの身代わりは一度も警戒されずに補助技を撃たれてそのままイージーウィンすることが多かった。ツキを初手投げする使い方を覚えてからはより一層頼もしい存在となった。

 

 

6.終わりに

今期は、そこそこやる気があったので200戦以上潜りました。

今期勝ちきれない原因としては以下が挙げられると思います。

・ガチグマカイリューサフゴパオカミラオスポンみたいな対面構築のパワーが高すぎて普通に負ける。

・結局コノヨザル、毒菱がきつい。

・試合数がまだまだ少なくて練度が足りない。

・構築に運押し付け要素がほとんどなく、運負けしやすい。

カイリューサフゴみたいなマイナーを否定しやすいポケモンを採用していないので、わけわからんマイナーに負けやすい。

・そもそも攻めサイクル自体が、向かい風環境(テラス択、理不尽な火力)

 

これ以外にもたくさんあると思いますが、ポケモンのインフレが凄すぎると思います。

アカツキガチグマの特性があまりに壊れすぎている。ゴーストで一貫切れないのヤバすぎる。

しかしながら、一ヶ月を通して自分のやりたいポケモンであるサイクルと展開を混ぜたようなパーティーを使い続けたので、勝った時は、対面を使っている時よりも嬉しくモチベはそこそこ維持することができました。

このシリーズは、できればこの4匹を軸に自己ベストを更新したいと思っています。

X(旧Twitter)で構築相談など乗ってくれると嬉しいです。

 

最後まで読んでくださりありがとうございました。